Q105
嘔吐反射その後 Rさん

以前ご相談した件の続きになりますが、コアの印象採得は土台にシリコンを使い片顎ずつという方法でできたのですが、次のクラウンのための印象採得で気分が悪くなり、アルジネートを吐いてしまいました。 次回に、再印象ということになってしまいましたので意を決して、担当医に以前ブッコチさんに教えていただいたジアゼパムのことを話してみました。担当医は、そこまでする必要はないでしょうとのことでした。印象材抜きで型を口に入れることが出来るかどうかというのが、基準だそうです。私の場合、苦しいですが何とか型を入れることは出来るのですが、型を抜くときのように動かすともうだめです。 ブッコチさんの言われていたジアゼパムを用いる方法は、いわゆる静脈内鎮静法のことでしょうか?私自身、点滴などで苦労している経験から、この方法より過激でなく、出来れば全顎の型が使える方法があればと思うのです。(片顎の型を使うことには担当医も抵抗があるようです。) 前日に服薬という方法もあるそうですが、何の薬かは言われませんでした。私自身もその日は気分が相当悪くなっていましたのでそれ以上のことはお聞きできませんでした。内服の場合ジアゼパムは効果が出るまでに1週間から10日ぐらいかかると聞きましたので、このケースでは該当しないのかもしれません。(ブッコチさんはジアゼパムの内服でも効果があるとお考えになりますか?) それで、担当医が次回までに方法を検討して下さるとのことで、2度目のクラウンのための印象採得になったのですが、前回と同じ方法で担当が女性に代わっただけでした。休憩を取りながら1時間半もかかりました。 左上顎で1回印象材を吐いてしまいましたが、ちょっと気泡が入ったものの何とか使えそうだとのことでした。 印象採得でおきる嘔吐反射で辛いのは、いつか本当に胃の内容物まで吐いてしまうのでは(以前のクリニックで実際にあったことです、胃液まで吐いて、それからそのクリニックには行けなくなってしまいました)という恐怖と採得後3日間ぐらいずっと吐き気がおさまらないことです。続いて治療する、大臼歯についてもこの状態というのは、出来れば避けたいのです。 ブッコチさんは、以前方法は幾らでもあるとお書きになっていましたが、他にどのような方法があるでしょうか?教えていただけないでしょうか? 鼻呼吸・つぼ・足を挙げてそこに神経を集中させるなどの方法は既に試してみました。それなりの効果はあるようです。
(98/12/17)

A
Re: 嘔吐反射その後 プッコチ先生

>ジアゼパムを用いる方法は、いわゆる静脈内鎮静法のことでしょうか?
・内服です

> 私自身もその日は気分が相当悪くなっていましたのでそれ以内服の場合ジアゼパムは効果が出るまでに1週間から10日ぐらいかかると聞きましたので
>このケースでは該当しないのかもしれません。
??? また、担当医が、そこまでする必要はない」ってじゃあ そこまでしなくても、「できる」と判断された訳ですよね? だったら、それをしてください!と訴えるべきでしょうね。

> それで、担当医が次回までに方法を検討して下さるとのことで、2度目のクラウンのための印象採得になったのですが、前回と同じ方法で担当が女性に代わっただけでした。
その歯医者が良心的なら、その場で幾つかの選択肢を説明した上で次回予約となったでしょう。 良い方法がわからないなら私なら他へ転院紹介を伺われては? 良心的な歯医者なら己より患者さんの為に嘔吐反射で苦しまずにできる歯医者がいたら 紹介してくれるでしょう。 あるいは、最低限歯科医師会などに一度、聞いて見ますくらいの 努力はしてくれるはずです。 何故なら「わかりませんので次回までに調べておきます」というのは 場合により、その方法は「経験がない」方法かもしれないからです。 どんなベテランの先生でも経験もなく熟練あるいは、かような重症の嘔吐ケアがぶっつけ本番で できるとは考えにくいからです。

>方法は幾らでもあるとお書きになっていましたが、他にどのような方法があるでしょうか?教えていただけないでしょうか?
・催眠(術)
・低周波
・ツボ刺激療(ハリを含む)
・薬物
・自律神経訓練法(バイオトレーナー等の使用を含む)
・脱感作療法などの精神療法
・生体調整
・その他
その他とは 印象材を速硬化性の素材にしてもらう 印象材の流動の少ない性質のものにしてもらう 食後は避ける 蛍光灯などの照明下での治療を避ける(黄色光がいい) 日本歯科東洋医学会元会長「福岡明」先生や福岡先生の片腕の 小山ゆうこ先生ら多くの嘔吐反射のひどい患者へのケアを 十分に習得されている歯医者さんは数多くおおられます。

(98/12/18)

Q133
Re: 嘔吐反射その後 Rさん

ブッコチさん、度々アドヴァイス有り難うございます。

> >ジアゼパムを用いる方法は、いわゆる静脈内鎮静法のことでしょうか?
> ・内服です
内服でしたら、次回はもうちょっと強行に主張してみようかと思います。

> 何故なら「わかりませんので次回までに調べておきま
> す」というのは場合により、その方法は「経験がない」
> 方法かもしれないからです。
> どんなベテランの先生でも経験もなく熟練あるいは、か
> ような重症の嘔吐ケアがぶっつけ本番でできるとは考
> えにくいからです。
現担当医は、ベテランではなく大変お若い方で、RCTが始まった8月には、まだ当番表に出ていないくらいでした。それで当時は副担当でしたが、11月から当番表にも名前が載り、正担当に代わられました。経験不足は否めないかもしれません。 静脈内鎮静法というのは、経験があるそうですが、幾つかの理由からこれは出来れば避けたいと思っています。 実は、コアの印象採得の時は苦しみながらもなんとかうまく事が運びましたので、もうこれで嘔吐反射の件はクリアできたと喜んでいた矢先の出来事でした。 コアの時のことがあるので、担当医は前回のことは体調不良だと思うといわれていました。 担当医には、3日くらい続いて吐き気が止まらないこと、以前のクリニックでひどく嘔吐したことなどはまだお話ししていないので、そのことも併せてお話ししてみようかと思います。 たくさんの情報ご提供下さり、大変感謝しています。

(98/12/18)

A137
Re: 嘔吐反射その後 プッコチ先生

> 実は、コアの印象採得の時は苦しみながらもなんとかうまく事が運びましたので、もうこれで嘔吐反射の件はクリアできたと喜んでいた矢先の出来事でした。
???う〜〜〜〜〜〜ん コアの印象は殆ど苦しまずにできると思いますよ。実は・・・ 直接法というのもありますし、奥歯では多くの症例において 可能です。 それから静脈使用経験の歯医者は殆どいませんから 大学病院の口腔外科にでもおられたのでしょうかね。
(98/12/19)

Q142
Re: 嘔吐反射その後 Rさん

> ???う〜〜〜〜〜〜ん
> コアの印象は殆ど苦しまずにできると思いますよ。
> 実は・・・
> 直接法というのもありますし、奥歯では多くの症例にお
> いて可能です。
実は、以前から気になっていたことがありました。前担当医に診ていただいていた頃、この病院で左第2大臼歯上下のクラウンを作っていただいているのですが、今回のように苦しんだ記憶がないのです。ただ単に忘れているのかもしれませんが... 直折法ですか、当分コアを作る必要はなさそうですが、次回必要になったら担当医に伺ってみます。

> それから静脈使用経験の歯医者は殆どいませんから
> 大学病院の口腔外科にでもおられたのでしょうかね。
その可能性は十分にあると思います。担当医の経歴については、年齢が多分28歳位(若く見えるだけかもしれませんが)ということと、入院患者さんの担当もされていること(口腔外科なので手術もされている???)位しか分かりません。前担当医及びもう一方の中年のDrは、心臓疾患のある方などに全身麻酔下での治療とかを頻繁にされているようです。つい最近、心臓疾患のある患者さんの親不知の抜歯について、中年のDrから指導を受けていました。

(98/12/20)


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